アラザンは体に悪い?銀色の成分の正体と健康的に楽しむ選び方やコツ

ケーキやチョコレートに少し乗せるだけで、一気に華やかでプロのような仕上がりになる「アラザン」。キラキラと輝くその見た目から、「これって本当に食べていいの?」「金属を食べているみたいで体に悪そう」と不安を感じる方も少なくありません。特に小さなお子様がいる家庭では、安全性は気になるところです。実は、アラザンの正体や成分を正しく理解すれば、過度に怖がる必要はありません。ここでは、アラザンの成分の秘密や、健康への影響、そして安心して楽しむためのポイントについて詳しく解説します。

目次

アラザンは体に悪い?不安の正体は「成分」と「食べる量」

アラザンが体に悪いのではないかと心配される最大の理由は、あの無機質な銀色の輝きにあります。食品というよりも金属片のように見えるため、体に蓄積するのではないかと不安になるのも無理はありません。しかし、日本国内で食品として販売されているアラザンは、食品衛生法に基づいた基準をクリアしたものだけです。問題になるのは、その物質そのものの毒性というよりも、砂糖の塊であるがゆえの「糖質の量」や、食べる頻度にあると言えます。

主成分は砂糖で栄養というより飾りの位置づけ

アラザンの中身が何でできているかご存知でしょうか。あの硬い粒の正体は、実は「砂糖」と「デンプン(コーンスターチなど)」です。製造工程としては、砂糖の結晶やデンプンの粒子を核にして、そこに濃いガムシロップのような糖液を何度も何度も掛け流し、回転させながら層を作って大きくしていきます。言ってみれば、金平糖や飴に近いお菓子です。

そのため、栄養面で見ると、ビタミンやミネラルといった体に必要な栄養素はほとんど含まれていません。成分のほとんどが炭水化物(糖質)です。野菜や肉のように体の糧として食べる「食事」ではなく、あくまで視覚的な美しさを楽しむための「飾り」であると割り切ることが大切です。栄養価を期待するものではなく、心の満足感を得るためのアイテムとして位置づけられています。

銀色や金色はコーティングの種類で印象が変わる

もっとも懸念される表面の銀色は、一般的に「銀箔」が使われています。銀は食品添加物として認められており、微量であれば人体に吸収されることなく、そのまま排出されるため安全性に問題はないとされています。高級な和菓子や料理に金箔が使われるのと同じ感覚です。

一方で、海外製の安価なものや古い製品の中には、銀以外の着色料や光沢剤を使用しているケースもあります。また、金色のアラザンには、クチナシ色素やウコン色素などで黄色く着色し、光沢剤(シェラックなど)でツヤを出しているものが多いです。これらも食品添加物として認可されている天然由来の成分が多いですが、気になる方はパッケージの「原材料名」を必ず確認しましょう。「銀箔」と明記されているものであれば、金属中毒などの心配をする必要はまずありません。

食べすぎると糖質のとりすぎになりやすい

アラザン自体に毒性はないとしても、やはり「砂糖の塊」であることには変わりありません。一粒一粒は小さいですが、成分がギュッと凝縮されているため、カップ1杯分などをそのまま食べれば、相当量の砂糖を摂取することになります。

特に、ケーキやクッキーなどの土台となるお菓子も甘い場合が多いため、そこに大量のアラザンをトッピングすると、糖質の総摂取量が跳ね上がります。血糖値の急激な上昇を招いたり、カロリーオーバーの原因になったりします。「体に悪い」と言われる要因の一つは、この糖質の過剰摂取にあります。スプーンですくって食べるようなものではなく、指先でつまんで数粒飾る程度であれば、健康への影響は無視できる範囲に収まります。

子どもや体調が気になる人は量を控えめにする

小さなお子様や、消化機能が弱っている方、妊娠中の方などは、摂取量に少し注意が必要です。成分的な問題というよりも、アラザンの「硬さ」と「消化」の面での懸念があるためです。アラザンは非常に硬く作られており、歯が生え揃っていない幼児が噛むと歯を痛めたり、丸飲みして喉に詰めたりするリスクがあります。

また、着色料(特に銀箔以外の鮮やかな色のもの)の中には、体質によって稀にアレルギー反応や過敏症を引き起こす成分が含まれている可能性もゼロではありません。体調が優れない時や、初めてあげるお子様には、ほんの少しの彩りとして乗せる程度に留め、様子を見ながら楽しむのが賢明です。大人がしっかりと管理してあげることで、リスクを最小限に抑えられます。

お菓子作りに使いやすいおすすめアラザンまとめ

手作りスイーツをランクアップさせるために、使い勝手の良いアラザンをいくつかご紹介します。サイズや色のバリエーションを知っておくと、作りたいお菓子のイメージに合わせて最適なものを選べるようになります。

パイオニア企画 アラザン 1mm

製菓材料コーナーでよく見かける定番の商品です。1mmという極小サイズは主張しすぎず、上品な輝きをプラスしてくれます。アイシングクッキーの細かい模様の一部や、チョコレートの繊細な飾りに最適です。

特徴詳細
内容量10g〜
原材料砂糖、澱粉、銀箔、アラビアガムなど
ポイント非常に小粒で上品。初心者でも失敗しにくいサイズ。
公式サイトパイオニア企画 商品一覧

森永商事 デラックスアラザン 6号

プロのパティシエも使用する森永商事のアラザンです。「6号」は大粒で存在感があり、ケーキのトップに飾ると宝石のようなインパクトを与えます。銀箔の輝きが美しく、粒の大きさが揃っているのが特徴です。

特徴詳細
内容量200g(業務用など)
原材料砂糖、コーンスターチ、銀箔など
ポイント大粒で輝きが強い。特別な日のケーキ作りに最適。
公式サイト森永商事 製品情報

富澤商店 アラザン(ピンク)サイズミックス

製菓材料専門店、富澤商店の人気商品です。銀色ではなく、可愛らしいピンク色のアラザンで、大小さまざまなサイズがミックスされています。散らすだけでリズム感が生まれ、ファンシーな雰囲気に仕上がります。

特徴詳細
内容量10g〜
原材料砂糖、澱粉、着色料(赤3)など
ポイントサイズミックスなので散らすだけで動きが出る。
公式サイト富澤商店 オンラインショップ

富澤商店 アラザン(ゴールド)3mm

こちらも富澤商店のラインナップで、ゴージャスなゴールドカラーです。クリスマスやバレンタインなど、特別感を演出したい時に重宝します。3mmは標準的な大きさで、どんなお菓子にも合わせやすいです。

特徴詳細
内容量10g〜
原材料砂糖、澱粉、光沢剤、着色料(黄4、赤3、青1)など
ポイント華やかな金色。銀色と混ぜて使ってもおしゃれ。
公式サイト富澤商店 オンラインショップ

プティパ アラザン シルバー 3mm

家庭でのお菓子作りにちょうど良い、少量の使い切りサイズが魅力です。余らせて湿気させてしまう心配が少なく、価格も手頃なので、たまにしかお菓子を作らない方におすすめです。

特徴詳細
内容量10g
原材料砂糖、コーンスターチ、銀箔など
ポイントスーパーでも比較的手に入りやすい。使い切りに便利。
公式サイトプティパ(宮崎製糖)

ウィルトン シルバーシュガーパール(Sprinkles)

アメリカの有名製菓ブランド、ウィルトンのトッピングシュガーです。日本のアラザンよりも少しマットな質感や、パールのような光沢が特徴的なものがあります。海外風のポップなデコレーションを楽しみたい方にぴったりです。

特徴詳細
内容量商品により異なる
原材料砂糖、デンプン、光沢剤など
ポイント海外ならではのデザイン性。カップケーキとの相性抜群。
公式サイトentre square(ウィルトン正規代理店)

アラザンを気持ちよく楽しむための食べ方と選び方

アラザンに対する不安を解消し、お菓子作りを心から楽しむためには、選び方と使い方にちょっとしたコツがあります。体に優しく、かつ見た目も最高に仕上げるためのポイントを4つご紹介します。

トッピングは少量でも見た目の満足感が出やすい

アラザンは「たくさん乗せれば豪華になる」というものではありません。むしろ、少し足りないかな?と思うくらいの量の方が、余白が活きて洗練された印象になります。

例えば、生クリームの上にパラパラと3〜5粒散らすだけでも、光を反射して十分に存在感を放ちます。大量に乗せると集合体恐怖症のような見た目になったり、食べる時にジャリジャリとした不快な食感になったりしてしまいます。「アクセントとして少量使う」ことが、結果的に糖分の摂取量を抑え、見た目の美しさも際立たせる最善の方法です。

原材料表示で砂糖・でん粉・着色の内容を確認する

購入する際は、必ずパッケージの裏面を確認する癖をつけましょう。国内メーカーの信頼できる商品であれば、主な原材料は「砂糖、コーンスターチ(または澱粉)、銀箔、アラビアガム(増粘剤)」といったシンプルな構成になっているはずです。

もし、海外からの並行輸入品や雑貨として売られているものを使う場合は注意が必要です。日本で認可されていない着色料が使われている可能性があります。「製菓材料」として食品売り場で売られているものであれば、日本の安全基準を満たしているので安心して使えます。特に「銀箔」と書かれているものは、古くから使われている安全な添加物です。

固い粒は噛まずに溶かすと食べやすい

アラザンを食べる時のコツは、「ガリッ」と噛み砕かないことです。非常に硬いため、勢いよく噛むと歯の詰め物が取れたり、歯のエナメル質を傷つけたりする恐れがあります。特に冷えたチョコレートの上に乗っているアラザンはさらに硬く感じます。

口に入れたら、クッキーやクリームと一緒に舌の上で転がし、ゆっくりと砂糖を溶かすようにして味わうのがおすすめです。そうすることで、甘みがじんわりと広がり、食感のアクセントとしても不快感なく楽しめます。お子様に食べさせる時も「硬いから気をつけてね」と一言添えてあげると安心です。

使い切り量を決めると食べすぎを防ぎやすい

アラザンは大袋で買うと割安ですが、家庭用であれば5gや10g入りの小袋タイプを選ぶのがおすすめです。一度開封したアラザンは湿気を吸いやすく、長期間保存すると光沢が失われたり変色したりすることがあります。

また、手元に大量にあると「もったいないから全部使ってしまおう」という心理が働き、ついついかけ過ぎてしまう原因になります。その都度使い切れる量を購入することで、常に新鮮で綺麗な状態のものを使え、結果として過剰摂取も防ぐことができます。

アラザンは「少量の飾り」として上手に楽しめる

アラザンは、砂糖とデンプンに銀箔などで化粧を施した、あくまで「飾りのためのお菓子」です。主食のように大量に食べれば糖質の摂りすぎになりますが、ケーキやクッキーに数粒飾る程度であれば、健康への悪影響を心配する必要はほとんどありません。成分を正しく理解し、適量を守って使うことで、いつものおやつがときめくような特別なスイーツに変わります。キラキラとした輝きを味方につけて、楽しいお菓子作りを続けてください。

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この記事を書いた人

お菓子が大好きで、気分に合わせて「今日はどれにしよう」と選ぶ時間まで楽しんでいます。和菓子の繊細な季節感も、洋菓子のときめく華やかさも、駄菓子のわくわくする懐かしさも、それぞれに魅力がありますよね。手土産選びやみなさんの毎日のお菓子時間がもっと楽しくなる甘い話題をたっぷりお届けします。

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