焼き菓子のフランス語の名前と意味!おしゃれな言い方のコツ

フランスのパティスリーに並ぶお菓子には、耳に心地よい響きの名前がたくさんつけられています。「ガトー」や「サブレ」といった馴染みのある言葉から、少し聞き慣れない専門的な名称まで、その種類はさまざまです。焼き菓子のフランス語名を知っておくと、お店での買い物がより楽しくなるだけでなく、ギフトを選ぶ際や、自分で作ったお菓子に名前をつける時にも役立ちます。この記事では、焼き菓子にまつわるフランス語の基本や使い分け、おしゃれに見せるためのちょっとしたコツをご紹介します。

目次

焼き菓子のフランス語は?よく使う言い方と意味の違い

フランス語で「お菓子」を表す言葉はいくつもあり、それぞれ指し示す範囲やニュアンスが異なります。日本ではすべて「スイーツ」や「焼き菓子」と一括りにされがちですが、フランス語では「生菓子か焼き菓子か」「大きさはどうか」といった基準で細かく分類されています。まずは、基本となる4つの単語とその違いを押さえておきましょう。

「pâtisserie」と「gâteau」で指す範囲が変わる

最も一般的によく使われるのが「pâtisserie(パティスリー)」と「gâteau(ガトー)」です。パティスリーは「お菓子全般」やお菓子を売る「お店」そのものを指す言葉で、小麦粉を使った生地のお菓子(ペストリー)を総称する際にも使われます。

一方、ガトーは「ケーキ」や「焼き菓子」個体を指す言葉です。「Gâteau au chocolat(ガトー・オ・ショコラ)」のように、具体的なお菓子の名前として使われることが多いのが特徴です。また、ガトーは主に小麦粉、砂糖、卵、バターを使って焼いたものを指し、比較的大きなお菓子や、切り分けて食べるホールケーキなどをイメージさせることが多い言葉です。

焼き菓子は「petits gâteaux」で表すことが多い

マドレーヌやフィナンシェのような、手でつまめるサイズのお菓子は、フランス語で「petits gâteaux(プティ・ガトー)」と呼ばれます。「petits(小さい)」+「gâteaux(お菓子)」という直訳通りの意味ですが、日本では生ケーキ(ショートケーキサイズのもの)を指す言葉として使われることもあり、少しややこしい部分です。

また、水分を飛ばして日持ちするように焼いたクッキーなどの乾き菓子は「four sec(フール・セック)」、水分を残したしっとりした半生菓子は「demi sec(ドゥミ・セック)」と分類されることもあります。プロの現場や本格的なレシピ本では、こちらの呼び名も頻繁に登場します。

クッキー系は「biscuit」「sablé」がよく出る

クッキーやサブレなどの焼き菓子を表す際によく使われるのが「biscuit(ビスキュイ)」と「sablé(サブレ)」です。ビスキュイは「bis(2回)」+「cuit(焼いた)」が語源で、しっかりと焼かれた硬めのクッキーや、スポンジ生地(別立て生地)を指します。

対してサブレは「砂」を意味する「sable」から来ており、口の中で砂のようにほろほろと崩れる食感のクッキーを指します。バターの含有量が多く、さっくりとした軽い食感が特徴です。日本ではクッキーという言葉が一般的ですが、フランス語でおしゃれに表現するなら、食感に合わせてビスキュイやサブレを使い分けるのがおすすめです。

日本語とフランス語で呼び名がずれることがある

日本で定着しているお菓子の名前が、フランス語の本来の意味とは少し違って使われているケースもあります。例えば「シュークリーム」はフランス語では「chou à la crème(シュー・ア・ラ・クレーム)」であり、「シュー(キャベツ)」だけの意味で呼ばれることもあります。

また、日本では「マカロン」といえばカラフルでクリームが挟まれたものを想像しますが、フランス語で単にマカロンと言うと、地方ごとの素朴な焼き菓子全体を指すことがあります(私たちがよく知るものは「マカロン・パリジャン」)。このように、言葉の背景にある文化や歴史を知ることで、より深くフランス菓子を楽しむことができます。

フランス語の焼き菓子名も一緒に楽しめるおすすめ商品まとめ

本場の味わいを楽しめる人気ブランドの詰め合わせから、名前の由来やレシピを学べる書籍まで、フランス焼き菓子の魅力に触れられるおすすめアイテムをピックアップしました。

ピエール・エルメ・パリ サブレ詰合わせ

「パティスリー界のピカソ」と称されるピエール・エルメのサブレは、食感もフレーバーも芸術的です。定番のサブレに加え、イスパハン(ローズ・ライチ・フランボワーズ)の風味を閉じ込めたサブレなど、ブランドの世界観が凝縮されています。

特徴詳細
内容サブレ・イスパハン、サブレ・アンフィニマン・ショコラなど
魅力独創的なフレーバーと洗練されたパッケージ
公式サイトピエール・エルメ・パリ オンラインブティック

アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ・マドレーヌ詰合せ

販売個数でギネス記録を持つフィナンシェと、創業当時から愛されるマドレーヌのセットです。フランス語で「金融家」を意味するフィナンシェと、女性の名前に由来するマドレーヌ。それぞれの物語を感じながら味わえる、ギフトの定番です。

特徴詳細
内容フィナンシェ、マドレーヌ各個数入り
魅力アーモンドと発酵バターの豊かな香り
公式サイトアンリ・シャルパンティエ 公式通販

ラ・メゾン・デュ・ショコラ フィナンシェ&サブレ

パリの高級ショコラトリーが手がける焼き菓子セットです。カカオの風味が濃厚なフィナンシェや、サクサクとした食感のサブレは、チョコレート好きにはたまらない一品。シンプルながらもエレガントな箱入りで、大人の手土産に最適です。

特徴詳細
内容フィナンシェ(ナチュール・ショコラ)、サブレなど
魅力ショコラティエならではの深みのある味わい
公式サイトラ・メゾン・デュ・ショコラ 商品一覧

家庭でつくるフランスの焼き菓子(レシピ本)

フランスのお菓子を作りたいと思った時に手に取りたい一冊です。フィナンシェやマドレーヌといった定番から、カヌレやタルトまで、家庭のオーブンで作れるレシピが丁寧に紹介されています。フランス語の菓子名も自然と覚えられます。

特徴詳細
著者若山 曜子(著書「本当は素朴なフランスのおやつ」など多数)
魅力初心者でも挑戦しやすい工程と美しい写真
リンクAmazonで探す

美しいフランス菓子の教科書(用語も学べる本)

フランス菓子の基本から応用までを網羅した、まさに教科書のような一冊です。美しい断面写真とともに、フランス語の名称や構造が詳しく解説されており、読むだけでもフランス菓子の奥深さに触れることができます。

特徴詳細
著者メラニー・デュピュイ
出版社パイインターナショナル
魅力豊富な写真と図解で用語が理解しやすい
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京都菓子店 千茜 香るフランス焼菓子

京都にある菓子店「千茜(ちせん)」の店主、村瀬佳子さんによるレシピ本です。素材の「香り」を大切にしたフランス焼き菓子のレシピが紹介されており、お店に並ぶような繊細で美しいお菓子を家庭で再現するためのヒントが満載です。

特徴詳細
著者村瀬 佳子
出版社世界文化社
魅力香りをテーマにした繊細な焼き菓子レシピ
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フランス語の焼き菓子名をおしゃれに使うコツ

お菓子の名前をフランス語にするだけで、ぐっと雰囲気が良くなり、特別感が増します。カフェのメニューや、友人に贈るお菓子のタグなどにフランス語を取り入れる際の、ちょっとしたポイントをご紹介します。

メニューなら短い単語を添えるだけで雰囲気が出る

日本語の商品名の横に、短いフランス語を添えるだけで、本格的な印象を与えることができます。例えば、ただの「クッキー」とするのではなく「Sablé(サブレ)」や「Biscuit(ビスキュイ)」と書き添えるだけで、こだわりのある焼き菓子に見えます。

また、「本日のケーキ」を「Gâteau du jour(ガトー・デュ・ジュール)」としたり、「季節のタルト」を「Tarte de saison(タルト・ド・セゾン)」としたりするのもおすすめです。あまり長すぎる文章にせず、単語レベルで取り入れるのが、シンプルでおしゃれに見せるコツです。

発音しにくい単語はカタカナ表記を整える

フランス語は読み方が難しく、そのままアルファベットで書くだけでは読めない人が多いものです。メニューやポップに記載する場合は、親しみやすいカタカナ表記をメインにするか、必ずふりがなを振りましょう。

その際、発音に近い表記を選ぶとより本格的です。例えば「Financier」は「フィナンシェ」として定着していますが、「Madeleine」は「マドレーヌ」。「Quatre-quarts」は「キャトルカール」や「カトルカール」と書かれます。響きが可愛らしく、かつ日本人が発音しやすい表記を選ぶことで、注文時のハードルを下げることができます。

味の特徴を一言で足すと選びやすくなる

おしゃれなフランス語名を使う場合、どんな味なのかが伝わるような工夫も必要です。「ショコラ(チョコレート)」「フレーズ(いちご)」「シトロン(レモン)」「テ(紅茶)」など、メインとなる素材の単語を組み合わせると、味の想像がつきやすくなります。

例えば「Sablé Citron(サブレ・シトロン)」とあれば、「レモン風味のサブレ」だと分かります。フランス語の響きを楽しみつつ、お客様や相手に親切な情報を添えることで、より洗練された印象を与えることができます。

ギフト表記は「詰め合わせ」を自然に見せられる

焼き菓子の詰め合わせをギフトにする際、「Assortiment(アソルティマン)」という言葉を使うと、一気に高級感が出ます。「焼き菓子詰め合わせ」と書くよりも、「Assortiment de gâteaux(アソルティマン・ド・ガトー)」や「Mignardises(ミニャルディーズ/一口サイズの可愛いお菓子)」と表現することで、特別な贈り物としての演出ができます。

メッセージカードに「Pour toi(あなたへ)」や「Merci(ありがとう)」といった短いフランス語を添えるのも、さりげなくて素敵です。言葉の持つ雰囲気を借りて、感謝の気持ちをおしゃれに伝えてみてください。

焼き菓子のフランス語は定番の単語を押さえると覚えやすい

焼き菓子にまつわるフランス語は一見難しそうですが、「ガトー」「サブレ」「ビスキュイ」といった基本の単語さえ覚えてしまえば、意外と身近に感じられるものです。言葉の意味や背景にあるストーリーを知ることで、いつものおやつ選びや手作りお菓子の時間が、より豊かで楽しいものになります。ぜひ、お気に入りのフランス語を見つけて、日常の中で使ってみてください。

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この記事を書いた人

お菓子が大好きで、気分に合わせて「今日はどれにしよう」と選ぶ時間まで楽しんでいます。和菓子の繊細な季節感も、洋菓子のときめく華やかさも、駄菓子のわくわくする懐かしさも、それぞれに魅力がありますよね。手土産選びやみなさんの毎日のお菓子時間がもっと楽しくなる甘い話題をたっぷりお届けします。

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