真っ白な粉糖をまとった、ころんとかわいらしい丸いクッキー。「ブールドネージュ」という名前で売られていることもあれば、「スノーボール」と呼ばれることもあります。「この2つって何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?実はこの2つ、基本的には同じお菓子を指しますが、呼び名によって少しだけイメージや特徴が異なることがあります。今回は、その違いやそれぞれの魅力、そして美味しいおすすめ商品を詳しくご紹介します。
ブールドネージュとスノーボールの違いは?結論は「呼び方と食感の系統」
結論から言うと、ブールドネージュとスノーボールは「同じお菓子の言語違い」です。フランス語か英語かの違いが基本ですが、日本で販売される際には、お店のこだわりやターゲットに合わせて使い分けられる傾向があります。
基本はどちらも粉糖をまとった丸いクッキー
どちらのお菓子も、基本の定義は「バター(またはオイル)、小麦粉、砂糖、ナッツ類(主にアーモンド)」で作られた生地を丸め、焼き上げた後に粉糖(パウダーシュガー)をまぶしたクッキーです。
卵を使わないレシピが一般的で、そのため普通のクッキーのような「カリッ」とした硬さではなく、「サクッ」とした軽い歯ざわりと、口の中でホロホロと崩れる独特の食感が生まれます。見た目が雪玉(Snowball)のように見えることから、世界中で似たような名前で親しまれています。
ブールドネージュはほろっと崩れる口どけが印象
「ブールドネージュ(Boule de Neige)」はフランス語で「雪の玉」を意味します。日本のパティスリーや洋菓子店では、こちらの名前が使われることが多いです。
ブールドネージュとして売られているものは、アーモンドプードル(アーモンドの粉)をたっぷりと使い、より繊細で口どけの良い食感を追求している傾向があります。バターの風味が濃厚で、上品な箱に入ったギフト用として扱われることも多く、「大人のティータイム」に合うリッチな味わいが特徴です。
スノーボールは食感や材料の幅が広い呼び名
「スノーボール(Snowball)」は英語で、意味は同じく「雪の玉」です。アメリカの家庭菓子としてのイメージも強く、カフェやコンビニ、スーパーなどでカジュアルに販売される際によく使われます。
スノーボールという名称の場合、アーモンドだけでなく、くるみやピーカンナッツ、マカダミアナッツなど、使われるナッツの種類が豊富なのが特徴です。また、食感も「ホロホロ」だけでなく、ナッツのザクザク感を残した「サクホロ」や、少ししっかりめの歯ごたえがあるものまで幅広く存在します。
日本では店やレシピで名称が混ざりやすい
日本では明確な規定がないため、パティシエやメーカーの感性で名前が決められています。「おしゃれで高級感を出したい」ときはブールドネージュ、「親しみやすさを伝えたい」ときはスノーボール、といった使い分けが一般的です。
例えば、無印良品では「ブールドネージュ」という商品名が定着していますが、レシピサイトでは同じような作り方でも「スノーボールクッキー」として紹介されることが多々あります。名前が違っても、「粉糖をまぶした丸いクッキー」であれば、基本的には同じ仲間だと思って間違いありません。
食べ比べに向くおすすめブールドネージュ&スノーボール
コンビニやスーパーで手軽に買えるものから、お取り寄せしてでも食べたい専門店の一品まで、評判の良い商品をピックアップしました。それぞれ食感やフレーバーに個性があるので、好みのものを見つけてみてください。
無印良品 世界のお菓子 ブールドネージュ
「ブールドネージュといえば無印」と言われるほどの定番商品です。アーモンドの香ばしさと粉糖の優しい甘さが絶妙なバランスで、サクッとした後にほろりと溶ける王道の食感が楽しめます。一口サイズで食べやすく、チャック付きの袋に入っているため、持ち運びにも便利です。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 85g |
| 味の種類 | プレーン、いちご、紅茶、キャラメルなど |
| 公式サイト | 無印良品 ネットストア |
DEAN & DELUCA 円筒クッキー ブールドネージュ ココア
おしゃれな食のセレクトショップ、DEAN & DELUCAの人気商品です。ココア生地に細かく刻んだヘーゼルナッツやアーモンドが混ぜ込まれており、ナッツのコクとカカオのほろ苦さが楽しめます。筒状のパッケージがスタイリッシュで、ちょっとしたプチギフトとしても喜ばれます。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 70g(約11個) |
| 原材料 | 小麦粉、バター、アーモンド、ココアパウダーなど |
| 公式サイト | DEAN & DELUCA オンラインストア |
GINGA KOJO 銀河クッキー ブールドネージュ(缶入り)
岩手県の洋菓子店「銀河工場」が作る、素材にこだわり抜いた一品です。国産小麦と国産バターを100%使用し、ベーキングパウダーなどの添加物は不使用。純粋なバターの香りと、驚くほど繊細な口どけが特徴です。可愛らしい「お菓子のミカタ」の缶に入ったバージョンは、自分へのご褒美に最適です。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 缶入りや袋入りなどあり |
| こだわり | 国産素材、添加物不使用 |
| 公式サイト | 銀河工場 オンラインショップ |
天然生活 スノーボールクッキー(個包装)
「たくさん食べたい」「配りたい」という方におすすめの大容量タイプです。ネット通販などで人気があり、素朴で優しい味わいが特徴。一つひとつ個包装されているため、湿気る心配がなく、オフィスでのお配り用おやつとしても重宝します。軽い食感で、つい次々と手が伸びてしまいます。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 30個入りなど |
| ポイント | 便利な個包装、高コスパ |
| 販売サイト | Sweets Market(天然生活) |
かしわ堂 バター香るスノーボールクッキー
スーパーやドラッグストアのお菓子売り場で見かけることのある、親しみやすいスノーボールです。手頃な価格ながら、生地にバターを練り込んでおり、しっかりとしたコクを感じられます。日常のコーヒーブレイクにぴったりな、気取らない美味しさが魅力です。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 7個×複数袋など |
| ポイント | バターの風味、日常使いに最適 |
| 参考サイト | Yahoo!ショッピングで探す |
チョコレートデザイン スノーボール・ココア
横浜のチョコレート専門店「バニラビーンズ(チョコレートデザイン)」が手がける、チョコ好きのためのスノーボールです。甘さを抑えたビターなココア生地は、カカオの風味が濃厚。口に入れるとホロリと崩れ、チョコの香りが口いっぱいに広がります。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 内容量 | 8粒入り(缶) |
| ポイント | 専門店ならではのカカオ感、シックな缶 |
| 公式サイト | VANILLABEANS オンラインショップ |
違いが分かるポイントは「材料・口どけ・香りの出し方」
お店によって味わいが全く違うのも、このお菓子の面白いところです。「なんとなく美味しい」から一歩踏み込んで、材料や製法の違いに注目してみると、より深く味わえるようになります。チェックすべき3つのポイントをご紹介します。
きめ細かい粉糖が食感の印象を左右する
表面にまぶされている砂糖の粒子が細かいほど、口に入れた瞬間の「ひんやり感」と「口どけの良さ」が際立ちます。高級なブールドネージュほど、粒子の細かい純粉糖(コーンスターチが入っていないもの)を使っていることが多く、舌の上ですっと消えるような感覚を楽しめます。逆に、ジャリッとした食感を残してアクセントにしている商品もあります。
アーモンドプードルはコクとホロホロ感を作る
このお菓子の命とも言えるのが「アーモンドプードル」です。小麦粉の一部をアーモンドの粉に置き換えることで、グルテンの形成が抑えられ、あの独特の「ホロホロ」とした崩れる食感が生まれます。
原材料表示を見て、アーモンドの記載順位が早いもの(含有量が多いもの)ほど、ナッツの油分によるしっとり感と濃厚なコクが強くなります。あっさり派は小麦粉多め、濃厚派はアーモンド多めのものを選ぶのがおすすめです。
バターと粉の配合で崩れやすさが変わる
バターをたっぷり使うと、芳醇な香りとリッチな口どけになりますが、形を保つのが難しくなり、非常に崩れやすくなります。一方で、植物性オイルやショートニングを使うと、サクッとした軽やかさが強調され、形もしっかりと保たれます。
「口の中で泥のように溶ける濃厚さ」を求めるならバター使用のものを、「サクサクと軽いスナック感覚」を求めるなら植物油脂使用のものを選ぶと、イメージ通りの味に出会えるでしょう。
ココアやナッツで味の個性が出しやすい
プレーン味以外にも、さまざまなフレーバー展開がしやすいのもこのお菓子の特徴です。ココアパウダーを混ぜればほろ苦い大人味に、抹茶を混ぜれば和風テイストに変わります。
また、生地に混ぜ込むナッツを「刻んだくるみ」にすれば香ばしさと食感がプラスされ、「ヘーゼルナッツ」にすれば独特の甘い香りが加わります。中の具材によって「スノーボール」としての個性が大きく変わるため、いろいろな種類を食べ比べてみるのも楽しみ方の一つです。
ブールドネージュとスノーボールは違いを知ると選ぶ楽しさが増える
ブールドネージュとスノーボールは、元をたどれば同じ「雪の玉」を意味するクッキーですが、日本ではお店のこだわりや食感のニュアンスによって使い分けられています。リッチでほろける口どけを堪能したいときは「ブールドネージュ」、ナッツの食感やカジュアルな美味しさを楽しみたいときは「スノーボール」を選んでみてはいかがでしょうか。名前の違いを楽しみながら、ぜひお気に入りの一品を見つけてみてください。
