ケーキの名前のフランス語の意味と由来!種類や覚え方と人気のおすすめ

ショーケースに並ぶ美しいケーキたち。名前のプレートを見ると「ガトー・フレーズ」「タルト・シトロン」など、おしゃれなフランス語が並んでいて、少し呪文のように感じたことはありませんか?実はその名前、難しい意味ではなく「使われている果物」や「お菓子の形」をそのまま表していることが多いのです。フランス語のルールを少し知るだけで、ケーキ選びの迷いが楽しみに変わります。この記事では、ケーキの名前に隠された意味や、知っておくと便利なフランス語の豆知識、そして本場の雰囲気を味わえるおすすめのお菓子をご紹介します。

目次

ケーキの名前はフランス語だと「素材」と「形」で分かりやすくなる

フランス菓子の名前は、非常に論理的につけられています。「どんな形(種類)のお菓子か」+「何(素材)を使っているか」という組み合わせが基本です。例えば「タルト・オ・フレーズ」なら、「タルト(形)」+「フレーズ(いちご)」で「いちごのタルト」という意味になります。この法則さえ分かってしまえば、初めて見る名前のケーキでも、どんな味なのかおおよその想像がつくようになります。

名前にチョコやフルーツの要素が入りやすい

ケーキ名の中で最も手がかりになるのが「素材」を表す単語です。これらは英語と似ているものもあれば、全く違う響きのものもあります。
よく使われるフルーツには、フレーズ(いちご)ポム(りんご)シトロン(レモン)オランジュ(オレンジ)などがあります。
また、濃厚な味を表すショコラ(チョコレート)フロマージュ(チーズ)キャラメルカフェ(コーヒー)なども頻出です。これらを知っているだけで、「これはレモン味だな」「これはチーズケーキだな」と直感的に選べるようになります。

タルトやムースなど形の違いがそのまま呼び名になる

素材の前につく言葉は、そのお菓子の「土台」や「食感」を表しています。
タルト(Tarte)は、皿状の生地にクリームや果物を乗せたもの。ムース(Mousse)は「泡」という意味で、口どけの良いふんわりしたお菓子を指します。
他にも、ガトー(Gâteau)は「焼き菓子・ケーキ全般」、ジュレ(Gelée)は「ゼリー」、ケーク(Cake)はパウンドケーキのような焼き菓子を指すことが多いです。「ムース・オ・ショコラ」なら「チョコレートのムース」となり、食感までイメージしやすくなります。

日本ではカタカナ化で意味が薄れることがある

日本で定着しているケーキ名の中には、フランス語の本来の意味とは少し違ったニュアンスで広まっているものがあります。
代表的なのが「ガトーショコラ」です。フランス語で「Gâteau au chocolat」と言えば、単に「チョコレートケーキ全般」を指す言葉ですが、日本では「ずっしりとした特定の焼き菓子」を指す固有名詞のように使われています。
また、「シュークリーム」はフランス語では「シュー・ア・ラ・クレーム(クリーム入りのキャベツ)」と呼ばれます。カタカナ英語や和製洋語が混ざっているため、本場のメニューを見た時に少し戸惑うことがあるかもしれません。

由来を知るとメニュー選びが楽になる

素材や形だけでなく、名前に込められた「由来」を知っておくと、さらに選びやすくなります。
例えば、ノワ(Noix=くるみ)アマンド(Amande=アーモンド)といったナッツ類の名前が入っていれば、アレルギーの確認や、香ばしい味が好きかどうかの判断基準になります。
また、ブラン(Blanc=白)ルージュ(Rouge=赤)といった色の名前が入っている場合は、見た目の色や使われているベリー類を想像するヒントになります。言葉の意味を知ることは、失敗しないケーキ選びの強力な武器になるのです。

フランス菓子の雰囲気が楽しめるおすすめ商品まとめ

名前の響きも美しく、フランスの食文化を自宅で楽しめる有名ブランドのお菓子や、知識を深められる書籍をピックアップしました。ギフトにも最適です。

ラデュレ マカロン詰め合わせ

1862年創業、パリの老舗パティスリー「ラデュレ」。マカロン・パリジャンの発祥とも言われ、そのパステルカラーの美しさと繊細な味わいは別格です。箱のデザインも芸術的で、フランス菓子のエスプリを感じられます。

特徴詳細
内容季節のフレーバーや定番の詰め合わせ
魅力マカロンを生み出したメゾンの伝統の味
公式サイトラデュレ オンラインブティック

ピエール・エルメ・パリ マカロン詰め合わせ

「パティスリー界のピカソ」と称されるピエール・エルメのマカロンは、独創的な素材の組み合わせが特徴です。代表作「イスパハン(バラ・ライチ・フランボワーズ)」など、名前も味も芸術的なスイーツが揃います。

特徴詳細
内容3個入〜40個入などサイズ豊富
魅力驚きのあるフレーバーと洗練されたパッケージ
公式サイトピエール・エルメ・パリ 商品一覧

ダロワイヨ マカロン詰め合わせ

ヴェルサイユ宮殿での食事係をルーツに持つ名店です。伝統的な製法を守りつつ、日本人の口に合うマカロンを提供しています。「オペラ」というケーキを生み出した店としても有名で、歴史ある味わいを楽しめます。

特徴詳細
内容季節のマカロン入り詰め合わせなど
魅力外はカリッ、中はしっとりの王道食感
公式サイトダロワイヨ公式オンラインショップ

アンリ・シャルパンティエ フィナンシェ詰め合わせ

フィナンシェの販売個数でギネス記録を持つブランドです。フランス語で「金融家」を意味するフィナンシェは、金塊の形を模した縁起の良い焼き菓子。アーモンドとバターの香りが濃厚で、贈り物として間違いのない一品です。

特徴詳細
内容フィナンシェ・マドレーヌ詰合せなど
魅力世界一売れているフィナンシェの深いコク
公式サイトアンリ・シャルパンティエ 公式通販

フランス菓子図鑑(ケーキ名の由来つき)

お菓子の名前には、歴史上の人物や地名、逸話など面白いストーリーがたくさん隠されています。美しい写真とともにその由来を学べる図鑑は、眺めているだけでフランス旅行気分を味わえる一冊です。

特徴詳細
書名フランス伝統菓子図鑑 お菓子の由来と作り方
著者山本 ゆりこ
出版社誠文堂新光社
リンクAmazon・楽天などで探す

フランスパティスリーの基本レシピ本(用語つき)

「混ぜる」「泡立てる」といった動作も、フランス語では細かく使い分けられています。用語解説がついたレシピ本なら、本格的なお菓子作りに挑戦しながら、プロが使う言葉の意味も自然と覚えられます。

特徴詳細
書名美しいフランス菓子の教科書
著者メラニー・デュピュイ
出版社パイ インターナショナル
リンクAmazon・楽天などで探す

よく見るフランス語ケーキ名と覚え方のコツ

ショーケースで頻繁に見かける定番ケーキの名前も、その成り立ちを知ると記憶に残りやすくなります。ここでは、特に代表的な4つのタイプについて解説します。

タルトは果物系の定番で覚えやすい

タルト(Tarte)は、基本的に「タルト・オ・〇〇(フルーツ名)」という名前になります。「タルト・オ・ポワール(洋梨)」や「タルト・オ・スリーズ(さくらんぼ)」などです。
少し特殊なのが「タルト・タタン」です。これはタタン姉妹が失敗から偶然作り出したという逸話を持つ、キャラメリゼしたりんごのタルトです。人の名前がついているケースとして覚えておくと面白いでしょう。

ムースは軽い口どけのケーキに多い

ムース(Mousse)は、メレンゲや生クリームを合わせて空気を含ませた、ふんわりとしたお菓子です。「ムース・オ・ショコラ」や「ムース・オ・フレーズ」などが一般的です。
似た言葉に「スフレ(Soufflé)」がありますが、こちらは「膨らんだ」という意味で、オーブンで焼いて膨らませた温かいお菓子(スフレ・オ・フロマージュなど)を指すことが多いです。「冷たい泡(ムース)」か「焼いて膨らむ(スフレ)」かで区別しましょう。

オペラやミルフィーユは層で見分けやすい

見た目の層が特徴的なケーキには、その形状に由来する名前がついています。
ミルフィーユ(Mille-feuille)は「千枚の葉」という意味。何層にも重なったパイ生地を葉っぱに見立てています。
オペラ(Opéra)は、コーヒー風味のバタークリームとガナッシュを何層にも重ねたケーキです。パリのオペラ座にちなんで名付けられ、金箔を飾って豪華さを演出しているのが特徴です。どちらも「層」がキーワードです。

ショート系は「フレジエ」など固有名が出やすい

日本の「ショートケーキ」は、フランスのパティスリーではフレジエ(Fraisier)と呼ばれるケーキに近い位置づけです。
ただし、フレジエは日本のふわふわスポンジとは違い、しっかりとしたバタークリーム(ムースリーヌ)といちごを、アーモンドスポンジで挟んだ濃厚なケーキです。名前の由来はいちご(Fraise)そのもの。「フランス版ショートケーキ=フレジエ」と覚えておくと、いちごの季節に迷わずに済みます。

ケーキ名のフランス語は知るほど選ぶ楽しさが増える

難しそうに見えるフランス語のケーキ名も、分解してみれば「いちごのタルト」や「千枚の葉」といったシンプルな意味の集まりです。素材を表す単語をいくつか覚えるだけで、ショーケースの中の景色がガラリと変わり、自分の好みにぴったりのケーキを見つけ出せるようになります。ぜひ次回のケーキ選びでは、名札の言葉にも注目して、パティスリーの世界をより深く楽しんでみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

お菓子が大好きで、気分に合わせて「今日はどれにしよう」と選ぶ時間まで楽しんでいます。和菓子の繊細な季節感も、洋菓子のときめく華やかさも、駄菓子のわくわくする懐かしさも、それぞれに魅力がありますよね。手土産選びやみなさんの毎日のお菓子時間がもっと楽しくなる甘い話題をたっぷりお届けします。

目次