映画や物語の中で登場する美味しそうなお菓子。「メレメレ」という響きの可愛いスイーツを見て、「これは実在するの?」「どこの国の伝統菓子?」と気になった方も多いのではないでしょうか。実は、このお菓子には特定のモデル国があるわけではありません。この記事では、メレメレの正体や、雰囲気がよく似ている現実のスイーツ、お家で再現するためのポイントについてご紹介します。
メレメレのお菓子はどこの国のもの?結論は映画に登場する架空スイーツ
「メレメレ」とは、アニメ映画『劇場版ポケットモンスター ココ』などの作中に登場するお菓子の名前として知られています。美味しそうな見た目と印象的な名前から、実在する海外のスイーツだと思って探してしまう方も多いですが、結論としては「架空のお菓子」です。特定の国のお土産や伝統菓子として実在するわけではありませんが、その特徴を分析すると、現実に近いスイーツを見つけることができます。
実在の国の伝統菓子ではなく物語の設定として描かれている
「メレメレ」という名前のお菓子は、世界中を探しても特定の国の伝統菓子としては存在しません。これは映画の世界観に合わせて創作されたオリジナルのスイーツです。物語の中では、森で採れる木の実などを使って作られる特別な甘味として描かれており、キャラクターたちが美味しそうに頬張るシーンが印象的です。
もし旅行先で探そうとしても見つからないのは、これが「オコヤの森」などの架空の場所で作られている設定だからです。ただし、お菓子の構成要素(生地、クリーム、焼き色など)は、現実世界の洋菓子をベースに描かれているため、似ている味を探すことは十分に可能です。
見た目はタルト系でヨーロッパ菓子の雰囲気が強い
作中で描かれるメレメレのビジュアルは、丸い形状で、土台となる生地の上に黄色いクリームやフィリングがたっぷりと詰まっているのが特徴です。この形状は、フランス菓子の「タルト」や「フラン」、あるいはポルトガルやマカオで有名な「エッグタルト」によく似ています。
表面にうっすらと焼き目がついている様子や、手に持って食べられるサイズ感から、ヨーロッパの家庭で作られる素朴な焼き菓子のような雰囲気を持っています。スプーンで食べるプリンのような柔らかさというよりは、タルト生地のサクサク感とクリームの濃厚さを楽しむお菓子と想像できます。
名前はメレンゲを連想させる響きでイメージが作られている
「メレメレ」という名前の響きも、お菓子のイメージを膨らませる重要な要素です。お菓子用語で「メレ」といえば、卵白を泡立てた「メレンゲ(Meringue)」を連想させます。メレンゲを使った「レモンメレンゲタルト」などは、見た目も黄色と白で構成されており、メレメレのイメージに近いです。
また、ハワイ語で「メレメレ(Melemele)」は「黄色」を意味します。作中のお菓子が黄色いクリーム色をしていることから、こうした言葉の意味や響きを組み合わせて名付けられた可能性も考えられます。南国のような明るさと、スイーツの甘さを感じさせる絶妙なネーミングです。
再現するならフルーツとクリームの組み合わせが近づきやすい
架空のお菓子である以上、正解のレシピはありませんが、見た目や設定から味を想像して再現することは可能です。ポイントは「黄色いクリーム」と「タルト生地」です。
カスタードクリームや、柑橘系(レモンやオレンジ)のカード(凝固したクリーム)、あるいはアーモンドクリームをタルト台に流し込んで焼くことで、メレメレに近い見た目と味を作ることができます。作中では木の実の甘酸っぱさも示唆されているため、単なる甘いカスタードではなく、少し酸味のあるフルーツタルトが、最も近い味わいと言えるでしょう。
メレメレ気分を楽しめるおすすめスイーツと再現アイテムまとめ
「メレメレを食べてみたい!」という願いを叶えるために、雰囲気がそっくりな市販のスイーツや、自宅で再現する際に役立つアイテムを厳選しました。
| 商品名・アイテム | 特徴 | リンク |
|---|---|---|
| ラ・メゾン・アンソレイユターブル フルーツタルト | サクサクのタルト生地にカスタードとフルーツがたっぷり。見た目の華やかさがメレメレの特別感に近い。 | 公式サイト |
| ルタオ (LeTAO) 小樽色内通り フロマージュ | タルトそのものではないが、チーズとクリームの黄色い色味や焼き菓子としての風味が雰囲気を楽しめる。 | 公式サイト |
| 銀座コージーコーナー レモンパイ | 黄色いレモンクリームとメレンゲの組み合わせ。甘酸っぱさと見た目の色合いがメレメレ風。 | 公式サイト |
| フロ プレステージュ 洋梨のタルト | アーモンドクリームの素朴な焼き色が特徴。フルーツを焼き込んだスタイルが森のお菓子っぽい。 | 公式サイト |
| 富澤商店 タルト型(底取れ) | 自宅で再現するなら必須。底が取れるタイプなら、焼き上がったタルトを崩さずに取り出せる。 | 公式サイト |
| cotta ガスバーナー | メレンゲやカスタードの表面に「焦げ目」をつけるための道具。これがあるだけで再現度がプロ級に。 | 公式サイト |
フルーツタルト(カスタード系)
メレメレの「森の恵み」感を味わうなら、フルーツが乗ったタルトが一番です。特にカスタードクリームをベースにしたものは、黄色い色味が作中のイメージと重なります。タルト専門店の「キルフェボン」や「ラ・メゾン」などのタルトは、生地の香ばしさとクリームのバランスが絶妙で、物語の中に出てくるような贅沢な気分を味わえます。
レモンタルト(酸味と香りが近い)
黄色い見た目を重視するなら「タルト・シトロン(レモンタルト)」が最適です。レモンの酸味が効いたクリームは鮮やかな黄色をしており、食べた瞬間の甘酸っぱさが、作中のキャラクターたちが元気を取り戻すシーンと重なります。フランス菓子店などでは定番の商品として置かれています。
メレンゲのタルト(焼きメレンゲ仕上げ)
名前の響きから連想される「メレンゲタルト」も候補の一つです。タルトの上にふわふわのメレンゲを絞り、バーナーで焼き目をつけたお菓子です。サクッとしたタルト、とろりとしたクリーム、シュワっと溶けるメレンゲの3つの食感は、まさに夢のような味わいです。
オレンジカスタードタルト(爽やか系)
作中の世界観にある「木の実」をオレンジやアプリコットなどの柑橘系フルーツで解釈したタルトです。カスタードの甘さの中にオレンジの爽やかな香りが広がり、子供から大人まで食べやすい味です。焼き菓子としてしっかり火を通したタイプなら、素朴な見た目も再現できます。
タルト型(底取れタイプ)
自分で作るなら、まずはタルト型を手に入れましょう。100円ショップの型でも焼けますが、製菓用品店の「底取れ式(底が外れるタイプ)」を使うと、焼きあがった壊れやすいタルトをきれいに型から外すことができます。サイズは15cm〜18cmくらいが作りやすくておすすめです。
ガスバーナー(メレンゲの焼き色付け用)
「表面のあの焦げ目」を再現したいなら、料理用のガスバーナーが活躍します。オーブンで焼くだけでは出せない、ピンポイントの焦げ目をつけたり、砂糖をまぶしてキャラメリゼ(ブリュレ)したりすることができます。お菓子作りだけでなく、炙り料理にも使えるので一つあると便利です。
メレメレの元ネタを探すときに押さえたいポイント
架空のお菓子であるメレメレを、よりリアルに想像したり再現したりするためのポイントを整理しました。「なんとなく」ではなく「ここが似ている」という視点を持つと、お菓子選びがもっと楽しくなります。
タルト生地はサクサクよりしっとり寄りも合いやすい
映画のお菓子は、パティスリーで売られているような洗練されたタルトというよりは、森の中で手作りされたような温かみのある印象を受けます。そのため、生地は薄くて硬い「パート・シュクレ」よりも、少し厚みがあってクッキーのような「パート・サブレ」や、ケーキに近いしっとり感のある生地のほうが、雰囲気が出るかもしれません。
クリームはカスタード+柑橘で雰囲気が出やすい
単なるカスタードクリームだと「クリームパン」のような味になってしまいますが、そこに柑橘の果汁や皮(ピール)を混ぜることで、一気に「森の果実を使った特別なスイーツ」感が増します。色は卵黄を多めに使って濃い黄色にすると、よりメレメレらしくなります。
仕上げのメレンゲは焼き色で印象が変わる
もしメレンゲを乗せる場合は、真っ白なままではなく、しっかりと焼き色をつけるのがポイントです。こんがりとした焼き色は「焼きたて」の美味しさを視覚的に伝えてくれます。ご家庭でバーナーがない場合は、オーブントースターの上火で数分焼くだけでもきれいな色が付きます。
似ているスイーツは国名より特徴で探すと見つかりやすい
「どこの国のお菓子?」と国名で検索するよりも、「エッグタルト」「レモンパイ」「フラン」といったお菓子の種類で探したほうが、理想に近いものが見つかります。特に「フラン(Flan)」というフランスの伝統菓子は、タルト生地にプリン液を流して焼いたもので、見た目も食感もメレメレのイメージに非常に近いです。
メレメレは架空スイーツでも再現スイーツで楽しめる
メレメレは映画の中だけの特別な存在ですが、その正体は私たちがよく知る「タルト」や「カスタード」の要素が詰まった幸せの味です。市販のレモンタルトを買ってきたり、休日に手作りしてみたりして、物語の世界に思いを馳せながら楽しんでみてはいかがでしょうか。
